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CEOも知らない未来?マーティン・カイマーが語るLIVゴルフの危機

公開 2026年7月23日
CEOも知らない未来?マーティン・カイマーが語るLIVゴルフの危機

LIVゴルフの未来が、まさに崖っぷちに立たされている。2度のメジャー覇者マーティン・カイマーが衝撃の告白だ。「CEOでさえ何も知らない」。選手たちは2027年のツアー存続すら確信を持てず、今季のチーム選手権は「ほぼ確実に開催されない」という。

サウジアラビアからの巨額資金が今季限りで打ち切られる見通しとなり、LIVは存続の危機に直面。これまで37.5億ポンド(約7000億円)以上を投じてきた“王国”の支援が途絶えれば、ツアーそのものが消滅しかねない。2025年1月にCEOに就任したスコット・オニールは、3億5000万ドル(約262億円)の新たな投資家を募って再建を目指しているが、道のりは険しい。

今週木曜からは英スタッフォードシャーのJCBクラブで次のイベントが開幕。その後、ニューヨーク、インディアナポリスと転戦し、ミシガンで予定されていたチーム選手権でシーズンを締めくくるはずだった。しかしカイマーはこう明かす。「インディアナポリスはたぶん開催される。でもミシガンは……水曜の話し合いでは、ほぼ無理だと言われた。状況は良くない」。

選手たちは情報を求めても、確かな答えを得られない。「我々が知りたかったのは決断、つまり来年どうなるかだ。でもスコット(CEO)にもわからない。すべて投資家次第なんだ」。カイマーの言葉には、もどかしさと不安がにじむ。

さらに追い打ちをかけるように、今週PGAツアーとDPワールドツアーがアジアンツアーとの提携を発表。かつてLIVのパートナーだったアジアンツアーが離れ、オニールCEOが描く世界のナショナルオープンを取り込んだ新スケジュール構想も暗礁に乗り上げた。

「2027年にLIVはあるか?」との問いに、カイマーは現実的な答えを返した。「希望はある。関心も高い。でもサイン(契約)がなければ何の意味もない。投資家が撤退すれば、来年はプレーできない。逆に決断してくれればチャンスはある」。ドイツ人らしい冷静さの中に、ツアー存続への切実な願いが透ける。

一方、LIVはオハイオ州のゴルフティー製造会社スティンガーゴルフが起こした商標権侵害訴訟について、100万ドル(約7480万円)の和解金支払いで合意。経営面でも新たな火種を抱えている。

かつて世界最高峰のゴルフを標榜しながら、今や存続すら危ぶまれるLIV。選手たちはコース上でクラブを振る一方、コース外では不安と隣り合わせの日々を送っている。カイマーの「CEOも知らない」という一言が、組織の混乱を如実に物語っていた。

CEOも知らない未来?マーティン・カイマーが語るLIVゴルフの危機

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