ロッテ・中森俊介が8月5試合0.00!自己最多13ホールドも「気にしていない」
千葉ロッテマリーンズのリリーバー・中森俊介が、8月に入ってからも止まらない。ここまで5試合に登板し、5回を投げて6奪三振、防御率0.00。シーズン通算でも28試合で3勝1敗13ホールド1セーブ、防御率1.29、WHIP0.96という抜群の安定感を見せつけている。
キャリアハイの13ホールドをマークしながら、当の本人は「そこはなんとも思っていないですね」と涼しい顔。数字よりも、目の前の打者を0点で抑えることだけに集中しているのが伝わってくる。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 中森の投球スタイルはシーズン中に何度も変化している。開幕直後はスライダーを多投し、11試合連続無失点の快進撃。その後、6月14日のDeNA戦からはストレートとフォークの2球種に絞った昨季に近い投球に戻した。ところが7月後半から再びスライダーをミックス。しかも、ただのスライダーではない。8月1日の日本ハム戦で清宮幸太郎をファウルに打ち取ったのは131キロの“大きいスライダー”、7月25日のオリックス戦で中川圭太を左飛に仕留めたのは139キロの“小さいスライダー”。打者の得意不得意を見極めながら、2種類のスライダーを巧みに投げ分けているのだ。
フォークも武器だ。7月23日の楽天戦では辰己涼介から外角137キロで空振り三振を奪い、7月25日のオリックス戦では山中稜真のバットを135キロの落ちる球で空振りさせた。ただ、中森は「フォークは見極められるケースも多くなってきた」と自己分析。そこで小さいスライダーを再投入したという計算高さも光る。
ストレートは7月23日の楽天戦で今季最速153キロを計測。150キロ超えの球も増えてきたが、中森は「質の良い、数値の良いボールではない。空振りが取れるわけでもなく、カウントを整えるために必要。まだまだ自分の思うような球じゃないので、騙し騙しやっている」と厳しい自己評価を忘れない。7月25日のオリックス戦では今季初めて117キロのカーブを投じるなど、試行錯誤の連続だ。
それでも結果は伴っている。8月4日の西武戦では、カナリオから136キロのフォークで良い落ちを披露。9日のオリックス戦、13日のソフトバンク戦では変化球主体の投球で打者を翻弄した。
夏休みで球場に訪れる野球少年たちに向け、中森は「まずはしっかり0点で抑えるところを見せたい。怪我なく8月、9月を乗り越えられるように頑張りたい」と力強く語る。自己最多更新にも興味を示さない男が、ただ結果で語る。その背中を追いかける子どもたちが、また一人増えているはずだ。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 今、あなたにオススメ