青木益未、32歳で快走!12秒68の日本記録級タイムで続く/富士北麓ワールドトライアル
富士山の麓で、またしても衝撃が走った。第8回富士北麓ワールドトライアル2026、女子100mハードル予選。前の組で中島ひとみが12秒62の日本新を叩き出した直後、その興奮冷めやらぬピッチに立ったのが青木益未(七十七銀行)だ。
32歳のペテランが、風速+2.0の追い風を味方につけ、12秒68のタイムでゴールを駆け抜けた。この数字は、なんと大会前まで日本記録だった12秒69を上回るもの。まさに“新旧日本記録”が同じレースの予選で、しかも続けざまに飛び出すという前代未聞のシナリオとなった。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 青木にとって、この12秒68は自己ベストでもある。これまでの自己記録は、今年6月の日本選手権準決勝で出した12秒79。決勝では3位に終わり、この種目でのアジア大会代表の座は逃したが、その後も諦めることなく調整を続けてきた。5月には100mで11秒42の自己記録をマークし、4×100mリレーと男女混合4×100mリレーの代表に選ばれている。
東京五輪(2021年)や世界選手権(2022年、2023年)と大舞台を経験してきた青木。2022年4月には、当時の日本記録である12秒86をマークし、日本のハードル界を牽引してきた。その彼女が、32歳にして再び自分自身の限界を突破したのだ。
中島が打ち立てたばかりの“新しい壁”を、青木がすぐに追撃する形となったこの予選。決勝では、この2人の激突がさらに熱を帯びることは間違いない。日本の女子100mハードルが、今、とんでもないレベルに到達している。富士山が静かに見守るスタジアムで、歴史はまだ動き続ける。
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