久保凛が2大会連続入賞!U20世界選手権4日目、日本勢6種目で存在感
若きニッポンの力が、オレゴンの地で爆発だ!
第21回U20世界選手権、大会4日目を迎えた現地オレゴン。日本勢がまさに入賞ラッシュを巻き起こした。6種目で入賞を果たし、なかでも女子800mで存在感を示したのが、日本記録保持者の久保凛(積水化学)だ。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 決勝レース、序盤は後方でじっくりと脚をためた久保。トップが62秒49で通過するなか、久保は63秒09で8番手に位置。そこから徐々にポジションを上げ、600m通過時には6位まで浮上したものの、再び7位付近まで後退。しかし、勝負どころのラスト100mで驚異的な粘りを見せ、一気に5位まで押し上げた。タイムは2分04秒00。前回大会の6位に続き、2大会連続の入賞を手中に収めた。この勝負強さは、まさに世界で戦う資格あり、だ。
スプリントでも若き才能が輝いた。男子200mでは、済美高3年の井手友郎が20秒67(+0.1)で5位入賞。この日は午前に4×100mリレーの3走を務め、疲労が残るなか迎えた決勝でも20秒6台と安定した走りを見せた。予選で20秒53(U20日本歴代6位)をマークし、準決勝も20秒63で組1着と貫禄のレース運び。将来の日本スプリント界を背負う男が、確かな成長を証明した。
フィールドにも熱いドラマがあった。男子走幅跳では、順大の大森恵偉音が1回目に自己新記録となる7m76(+1.3)をマーク。その後は記録を伸ばせなかったものの、この跳躍で5位入賞を確実にした。前回大会(福岡第一高2年時)の10位から大きく順位を上げ、見事な成長曲線を描いている。
中距離も負けていない。女子3000mでは、高校2年生の長森結愛(仙台育英高)が8分56秒93で5位入賞。序盤から先頭集団に食らいつき、一時9位に下がる場面もあったが、そこから驚異の粘りを見せて順位を回復。この記録はU20日本歴代6位、U18日本歴代5位、高校歴代6位というハイレベルなもの。この種目での入賞は2018年以来となり、未来のエースが確かな足跡を残した。
朝のモーニングセッションで行われた競歩でも、熱戦が繰り広げられた。男子5000m競歩では、六本木直斗(新潟食農大)が19分24秒43でゴール。一時3番手で入線したものの、フィニッシュ後に3回目の警告が出たために30秒のタイム加算。痛恨のペナルティでメダルは逃したが、4位という結果は立派だ。
女子5000m競歩でも快挙!堀伊吹(新潟食農大)が自己ベストとなる21分36秒62で4位と、メダルまであと約5秒差に迫った。さらに田畑晴光(山梨学大)も21分57秒99で5位と続き、ダブル入賞を達成。女子競歩の層の厚さを見せつけた。
そして、明日の最終日へ希望をつなぐ快走も飛び出した。男子400mハードル準決勝では、洛南高2年の後藤大樹が49秒19の好タイムで全体トップに並び、決勝進出を決めた。予選後には足首に痛みを抱えていることを明かしていたが、「良くなっています。まだ全力は出していません」と、この言葉を聞けば最終日の爆走に期待せずにはいられない。
男子4×100mリレーも、篠崎博翔(東海大)、アブラハム光オシナチ(関大)、井手、鎌倉舞飛(近大高専3年)のバトンが息ぴったり。39秒65で組2着となり、全体8番目で決勝に駒を進めた。
最終日は8月9日(日本時間10日)。オレゴンのヘイワード・フィールドで、若き日本代表が最後まで全力を尽くす。目が離せない!
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