市船橋・39秒60で3年ぶりV!エース片山が約束のアンカー勝負
高校陸上界の頂点を決めるインターハイ、滋賀の地で熱いバトルが繰り広げられた。男子4×100mリレー決勝で、市船橋(千葉)が39秒60という驚異的なタイムを叩き出し、3年ぶり2度目の優勝を飾った。この記録は高校歴代5位、学校別では歴代3位に相当するチーム記録更新だ。
レースは前回王者・洛南(京都)が7レーンで先行する展開。アンカーにバトンが渡った時点で市船橋は2番手だった。しかし、エース片山瑛太は「プラン通り」と冷静に状況を分析。1つ外側のレーンから一気に加速し、中盤で洛南のアンカー・土井カハル(100m4位の実力者)を捉える。そのままフィニッシュラインを駆け抜け、喜びを爆発させた。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 「昨日200mで負けてから、絶対に明日取ろうとずっと話していました。その約束を果たせました」と片山は胸を張る。自身は100m、200mでいずれも2位。全中王者として最後のタイトルに懸ける思いは強く、冬季からチーム全員で目指してきた目標を、アンカー勝負で見事に実現した。
市船橋の強さは、安定したチーム力にあった。4位に終わった昨年を経験した2走・岡澤凜併と片山を軸に、千葉県大会から1走・小手柊和、南関東大会から3走・山本楓が加わり、予選39秒98、決勝39秒92と39秒台を連発。自信を深めて臨んだ今大会だった。
予選では「余裕を持ったバトン」で40秒06の1着通過も、岡澤は「バトンは全然ダメでした」と反省。5月に39秒17の高校新記録を樹立した洛南が予選で39秒68をマークしたことで、危機感が募った。しかし「バトンを治せば絶対に勝てる。ミスしてもいいから攻めよう」と気持ちを入れ直し、全員が攻めの姿勢を貫いた。
「全員がうまくいって優勝できました」と片山。優勝は2023年以来ながら、幾度となく上位入賞を果たしてきた伝統を引き継ぎ、このチーム全員でつかんだ栄冠だ。洛南は39秒72で2位、弘前実(青森)が40秒18で3位に入った。
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