後藤大樹、U20世界選手権400mHで銀メダル「完敗。世界は広い」 アジア大会で日本記録更新宣言
第21回U20世界選手権(米国・ユージン)から帰国した日本代表選手団が11日に成田空港で会見を開き、男子400mハードルで銀メダルを獲得した後藤大樹(洛南高2年)が悔しさと決意を語った。
「今シーズン一番の目標の大会で、ランキング1番の記録を持っていて優勝を目指していたので、完敗してしまって悔しい気持ち」。後藤はそう振り返り、表情を引き締めた。決勝でマークした49秒23は、チェコのミハル・ラダに0.64秒の差をつけられての2位。世界の壁を実感した瞬間だった。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 実は後藤、万全の状態ではなかった。7月31日に離日し、現地到着後の最初の競技場練習でウォーミングアップ中に踏み切り脚の左足首を捻挫。1時間おきにアイシングを繰り返す日々が続き、予選の前日にようやくスパイクを履いたという。そんなアクシデントを抱えながらも、予選を50秒45で組1着、準決勝では全体トップの49秒19をマークして決勝に進出。底力を見せつけた。
決勝では「疲労もあっていつもの準備ができませんでした」と後藤。ラダに先行を許し、追い上げ及ばず。「世界は広いなと感じました。2年後はもっと強くなって帰ってきたい」。悔しさをバネに、さらなる高みを目指す。
それでも、この大会で得たものは大きい。ラウンドが進むたびに世界陸連のインタビューを受ける機会があり、「英語で何を質問されているのか、わからなかったので、自分の話したいことをとにかく話しました。英語へのモチベーションにもなりました」と笑顔を見せた。宿舎の生活については「快適で、食事もおいしかったです。ただ最後のほうはメニューに飽きて、日本から持ってきたご飯に、チームでふりかけを持っている人からもらって、それをかけて食べていました」と、高校生らしいエピソードで報道陣を和ませた。
視線は早くも次へ。6月の日本選手権では日本歴代4位、高校新記録の48秒09で優勝し、9月の名古屋アジア大会代表にも選ばれている後藤は「日本記録(47秒89)を塗り替えるつもり」と力強く宣言。その記録を出せば、来年の北京世界選手権の参加標準記録(48秒00)も突破することになる。「早く代表に内定したい」と、シニアの国際舞台への挑戦に闘志を燃やしている。
洛南高校2年生の18歳が、世界の舞台で味わった悔しさを糧に、アジアの頂点、そして世界へと駆け上がる。その走りから、ますます目が離せない。
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