江口美玲が七種連覇!ケガ乗り越え高校歴代3位5447点「大きな一歩」
高校アスリートの頂上決戦、インターハイが滋賀・平和堂HATOスタジアムで熱く燃え上がっている。4日目に行われた女子七種競技で、東海大相模3年の江口美玲が圧巻のパフォーマンスを披露。高校歴代3位、U18日本歴代2位となる5447点を叩き出し、見事2連覇を達成した。
初日から江口の爆発力は尋常じゃなかった。得意の100mハードルで、なんと13秒28(+0.2)をマーク。これは6月に藤田紗季(敦賀2年)が打ち立てた高校記録13秒20にわずか0.08秒差の高校歴代2位。1000点超えの1083点を獲得し、「狙ったタイムではないけど、やることをやって出せたタイム」と手応えを口にした。勢いそのままに、走高跳では自己ベストを1cm更新する1m70、砲丸投は混成内ベストの11m00、200mも24秒81でまとめ、初日を3437点で終える。昨年の自己ベスト時(3290点)を大幅に上回るハイペースで、会場の度肝を抜いた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 2日目も冷静さは変わらない。走幅跳5m55、やり投で混成内ベストの36m03、最終種目800mは2分29秒13。両日とも約4時間半の過酷なスケジュールを乗り越え、総合でも自己ベストを124点更新。3年ぶり史上6人目の連覇に花を添えた。
しかし、この栄光の裏には苦難があった。5月のU20アジア選手権でハムストリングスを痛め途中棄権。インターハイ出場すら危ぶまれた。それでも南関東大会を4946点で制し、本番へとつなげた。「ここまで持ってこられたのは、すごく大きな一歩」と江口は胸を張る。
さらに彼女を奮い立たせたのは、同じ神奈川のライバルで“戦友”でもある岡田紗和(法政二2年)の存在だ。岡田は5月の県大会でヘンプヒル恵(京都文教/現・アトレ)が2014年に出した5519点の高校記録を12年ぶりに塗り替える5559点をマーク。しかし脚の故障で南関東大会を棄権した。その思いも背負って臨んだ江口は、「目標にしていた高校新に届かず、先生方に申し訳ない」と唇を噛む。それでも、苦難を乗り越えた2連覇の価値は計り知れない。
800mの直前には、チームメイトの鴨田るなが女子走高跳で2年ぶり2度目の優勝を決めた。「ずっと2人で不安なことなど相談し合ってきた仲。もうずっと仲良しなので本当にうれしい」と江口は笑顔。仲間の活躍も力に変え、女王はさらなる高みを目指す。
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