AFC・UEFA・ConcacafがFIFAを猛批判「W杯売却は信頼の裏切り」
サッカー界に激震が走った。アジアサッカー連盟(AFC)、欧州サッカー連盟(UEFA)、北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)のトップが10日、異例の共同声明を発表。FIFAのガバナンス、特にワールドカップの権益売却構想を巡り、痛烈な批判を浴びせたのだ。
声明はまず、「フットボールは世界で最も偉大な共有された情熱であり、個人や一つの組織のものではない」と断言。過去10年のサッカー界の成長は、FIFAだけの手柄ではなく、各大陸連盟や加盟協会、そして競技を支える数千人の人々による「共有された成果」だと強調した。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 最大の焦点は、FIFAワールドカップに関連する権益の売却構想だ。3連盟は「これは金銭の問題ではない」と前置きし、FIFAがすでに抱える巨額の準備金を加盟協会の発展のために責任ある形で分配すべきだと主張。その上で、W杯の権益売却を「サッカーが将来を守るために存在する組織そのものとの、根本的な信頼の裏切り」と断じた。
さらにFIFAが今回の問題を「コミュニケーション上の失敗」と片付けたことにも反論。「サッカー界が目撃したのは、コミュニケーションの失敗ではなく、判断の失敗だった」と厳しく指摘した。
声明によれば、問題の提案は十分な協議がないまま短期間で進められ、加盟協会が内容を検討する前に期限が設定されていたという。3連盟はこれを単なる見落としではなく、「監視を制限することを意図した設計の結果」と表現。また、FIFAが評議会に報告書を提出するとしていることにも異議を唱え、「完全に独立した第三者による調査が必要だ」と要求。FIFA事務局が検証に関わるべきではないと強く主張した。
さらに、モロッコで行われた最近の指導部会合についても言及。選出された幹部は1人しか出席せず、FIFA評議会メンバーや加盟協会は参加せず、上級職員だけの経営委員会が集まったと批判。一部のメンバーだけが海外に招集されたこの会合を「この瞬間を招いた行動パターンの継続をさらに強めるもの」と断じた。
声明は最後に「フットボールの強さは常に、その団結にある」と締めくくり、「サッカーを支配しようとするのではなく、サッカーに奉仕するリーダーシップ」を求めた。
今回の声明には、AFCのサルマン・ビン・イブラヒム・アル・ハリファ会長とウィンザー・ジョン事務総長、Concacafのビクター・モンタリアーニ会長とフィリップ・モッジョ事務総長、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長が署名。主要大陸連盟のトップが揃ってFIFAを糾弾する異例の事態に、今後のサッカー界の行方が注目される。
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