インファンティーノ会長、年収8億円&会見2回の“皇帝”スタイルに批判集中
FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長(56歳)が、その権力と報酬を巡って再び強烈な批判にさらされている。英公共放送『BBC』が特集したその“日常と素顔”は、まるで一国の大統領のようなスケールだ。
就任から8年。FIFAに莫大な利益をもたらし、加盟211協会にも恩恵を届けてきたが、そのワンマンぶりがついに限界を超えた。とりわけ北中米ワールドカップ期間中に浮上した「ワールドカップ権益売却計画(FFE)」が大バッシングを浴び、UEFA(欧州サッカー連盟)を筆頭に退任要求が噴出。盤石と思われた会長の椅子が、今、大きく揺れている。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon BBCが報じたところによると、インファンティーノ会長の移動スタイルはまさに“VIPの極み”。モロッコ・ラバトのFIFA本部には黒塗りのメルセデスの車列が警察車両の護衛付きで到着。さらにカタール航空のエグゼクティブ専用機を自由に利用し、ワールドカップ期間中は1日に最大3便を乗り継いで2試合を観戦するという離れ業もやってのけた。
その報酬は年々急増。就任当初と比べて約3倍、現在は基本給220万ポンド(約4億4000万円)に業績賞与180万ポンド(約3億6000万円)を加え、年間約400万ポンド(約8億円)に達する。前任のゼップ・ブラッター元会長(最終年260万ポンド=約5億2000万円)を大きく上回る額だ。
驚くべきは記者会見の少なさだ。BBCによれば、過去4年間で開かれた記者会見はわずか2回。いずれもワールドカップ開幕前に約1時間行われただけだという。あとはFIFA公式チャンネルでのインタビュー程度。高額なチケット価格やサポーターのビザ問題など、痛い質問を避けるために、自ら公式ルートで声明を出し、世論の流れをコントロールしているとBBCは指摘する。
しかし、その牙城にもヒビが入り始めた。ワールドカップ開幕前には111の加盟協会が支持を表明し、再選に必要な票数を満たしていたが、FFE計画の頓挫で情勢は一変。UEFAはまさに絶好の機会と捉え、辞任追い込みを狙う。
来年3月18日、ラバトで行われるFIFA会長選挙。インファンティーノ会長が4選を果たすには、加盟211協会の過半数を獲得しなければならない。過去2回は無投票再選だったが、今回は違う。立候補受付は今年11月18日が締め切り。誰が名乗りを上げるのか、サッカーファンの注目はそこに集まっている。
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