横浜・織田翔希、154キロ&12Kで沖縄尚学撃破!笑顔あふれる「大怪物」覚醒
**横浜のエース・織田翔希が、今まで見せたことのない表情でマウンドに立っていた。**
第108回全国高校野球選手権、大会第6日の第2試合。連覇を狙う沖縄尚学を相手に、横浜が7-2で快勝。プロ注目の157キロ右腕・織田は8回2/3を投げ、被安打わずか2失点、12個の三振を奪い、甲子園自己最速となる154キロをマークした。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 何より印象的だったのは、その豊かな表情だ。試合中、何度も笑顔を見せ、勝負を心から楽しんでいるように見えた。お立ち台では「初戦を勝ち切れて凄くうれしい。悪いなりに抑えることができました」と、引き締まった口調の中にも笑みがこぼれた。
**これまでの織田といえば、ポーカーフェイスの印象が強かった。**
昨春のセンバツ決勝前日、初めて単独取材に応じた時も、表情はこわばっていた。「球速よりしっかり抑えることだけ考えています」——そう言い放った2年生エースは、常にピリピリした緊張感をまとっていた。上級生がいる手前、ニコニコするのに抵抗があったのかもしれない。今春のセンバツは初戦敗退。責任を背負い込み、笑顔を見せることはなかった。
しかし、最後の夏、織田は変わった。
「野手が点を取ってくれて安心して投げられましたし、投げていて凄く楽しかった」。試合後、そう話して再び笑顔を見せる。4季連続甲子園の経験が「いい意味で精神的に余裕」をもたらしたという。この日は甲子園で初めて外野守備にも就き、9回2死から右翼へ。マウンドからではなく外野の最深部から整列したことに「景色も見ながら帰れたので良かったです」とおどける余裕も見せた。
**意識し合うライバルとの投げ合いも、笑顔を引き出した一因だ。**
沖縄尚学のエース・末吉良丞との一戦は「お互い投げていて楽しかった」と振り返る。試合後には歩み寄り「ありがとう」と声をかけると、末吉からも「ありがとう。頑張れよ」とエールが返ってきた。
世代No.1剛腕は、喜怒哀楽を素直に出し、楽しんでプレーする本来の姿を取り戻したかのようだ。甲子園歴代最速155キロ更新には「別にですね」と興味を示さず、頭にあるのはチームを優勝に導くことだけ。この夏、織田翔希は“怪物”から“大怪物”へと進化する。
その快投に、甲子園の大観衆も酔いしれた。
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