マルディーニ氏17日で退任、マンチーニ氏が電撃復帰!イタリアサッカー界大混乱
イタリアサッカー界がかつてない大混乱に陥っている。わずか17日で瓦解した新体制、白紙撤回された監督人事、そして1081日ぶりの“救世主”電撃復帰——。まるでジェットコースターのような一週間を、詳しく振り返る。
発端は7月11日、イタリアサッカー連盟(FIGC)が象徴的な布陣を発表したことだ。レジェンドDFパオロ・マルディーニ氏をテクニカルディレクター兼「クラブ・イタリア」会長に、同じく元ブラジル代表MFレオナルド氏をアドバイザーに据え、2030年W杯に向けた長期改革に乗り出すと宣言。23日の会見ではジョバンニ・マラゴ会長も「選択を共有する」と太鼓判を押した。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー ところが、監督人事で暗雲が垂れ込める。マルディーニ氏らは後任監督にアンドレア・ピルロ氏を推薦したが、ピルロ氏とロシアのブックメーカーとの商業関係が政治やスポンサー、世論から猛反発を食らう。マラゴ会長が承認を撤回し、白紙に。ここから両者の溝は決定的となる。
『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、両者の亀裂は「修復不能」だったと報じる。背景には、3大会連続でW杯出場を逃した焦りがある。スポンサーが次々とFIGCから撤退し始め、即効性を求める会長側と、長期的な育成改革を主張するマルディーニ氏側の主張は真っ向から衝突。同紙は「忘れるべき17日間」と酷評し、退任の一報を連盟幹部がテレビ中継で知った事態を「非現実的」と断じた。
そして迎えた28日、FIGCは衝撃の一手を打つ。ロベルト・マンチーニ氏の代表監督復帰を正式発表したのだ。マンチーニ氏は2018年から続けた第1次政権でEURO2020優勝という偉業を成し遂げるも、2022年W杯出場権を逃し2023年8月に辞任。それから実に1081日ぶりの帰還となる。同時に、クラウディオ・ラニエリ氏がテクニカルディレクター兼「クラブ・イタリア」会長に就任し、29日には両氏揃って記者会見に臨む。
マラゴ会長は、マンチーニ氏の選定をラニエリ氏と共有した決断だったと説明。さらに、両氏が連盟の厳しい予算事情に配慮し、経済面で柔軟な姿勢を示したことも明かした。週末までには育成年代を統括する第三の責任者も任命する方針だ。
しかし、トップ代表から育成年代まで一貫した改革方針を、短期間で再構築できるかは極めて不透明。混乱で失われた信頼を取り戻し、低迷するイタリアサッカーを再び頂点へ導けるのか。マンチーニ采配とラニエリの辣腕が、今こそ試される。
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