巨人・山瀬慎之助、ド派手オレンジ防具で見せる異色のアピール
グラウンドに現れた強烈なオレンジ色の塊――それは巨人の山瀬慎之助捕手だ。7月21日に1軍再登録を果たした7年目の若き捕手は、鮮やかなオレンジのマスク、プロテクター、レガースを身にまとい、その存在感を一際強く印象づけた。
「今年からなんです。特に大きな理由はないですけど、チームカラーを使っていこうと思って……それだけなんですけど。自分からメーカーさんに提案しました」
山瀬の防具がなぜここまでド派手なのか。本人はそう語るが、その背景にはジャイアンツへの遊び心が隠れている。「ジャイアンツといえば黒(がベース)で、そこをオレンジで縁取っているみたいな感じで、ちょっと面白みがないというか、遊び心を足しました」。さらに、インスパイアされたのはメジャーリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツだという。「サンフランシスコ・ジャイアンツの選手は結構オレンジを使っているので、そういうのをヒントにしました」
緑の人工芝に映えるその稀有なカラーリング。では、実際に投げる投手陣からの評判はどうか?
「いや、特に何も言われていないですね」と苦笑いを浮かべた。
星稜高から2019年ドラフト5位で入団した山瀬は、強肩が武器で、昨季は100試合に出場し打率.302をマーク。今季は開幕1軍も5試合で13打数3安打、打率.231と結果を残せず4月20日に登録抹消。7月21日に負傷した岸田行倫に代わる形で再昇格した。
久しぶりの1軍復帰戦となった広島戦では途中出場で守備に就いた。「特にいつも通りかなと思います。緊張はもともと、そんなにするタイプじゃないのと、あんまり緊張自体をしなくなってきたのかなと思います」と穏やかな笑みを見せる。
しかし、立ちはだかる壁は高い。巨人の捕手陣はキャプテンの岸田行倫、大城卓三の“ツートップ”が君臨。ベテランの小林誠司も控え、FA加入2年目の甲斐拓也も2軍で再調整中と、層の厚さは球界屈指だ。その中で山瀬は「守備は長けていると自分では思っているので、捕球の技術や送球での技術を見せ場というか、他とは違うというところを見せて、いいパフォーマンスをしたいなと思います」と自らの武器でアピールする覚悟を口にする。
さらに今季、山瀬は登場曲も新調した。SMAPの「SHAKE」だ。「特にこだわりはないんですけど、盛り上がるかなと思ったので(笑)」。東京ドームで何度もライブを行った人気グループの代表曲だけに、SNS上には感動の声も多数。オレンジの防具とともに、25歳の挑戦は続く。

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