フィーゴがインファンティーノ会長に怒りの退任要求「嘘つきで利己的」
サッカー界のレジェンドが、FIFAのトップに怒りの鉄槌を下した。元ポルトガル代表のルイス・フィーゴ氏が、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に対して、かつてないほどの厳しい言葉で批判を展開。その矛先は、FIFAが推進していた民間投資受け入れ構想「FIFA Forward Enterprise(FFE)」を巡る一連の騒動だ。
「インファンティーノは嘘をつき、欺き、本来仕えるべきサッカーを犠牲にして、自らの利益を追求しようとした」。フィーゴ氏はイギリスメディア『Daily Mail』への寄稿で、こう痛烈に非難。さらに「FIFAに関する問題について1万語を書くこともできる。しかし、解決策に必要なのは3つの言葉だけだ。インファンティーノは去らなければならない」と、会長の即時退任を求めた。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー FFE構想とは、FIFAの商業権や大会運営関連事業に民間投資を受け入れる計画だったが、加盟協会や関係者から強い反発を受け、最終的に撤回されている。フィーゴ氏は、この構想の説明方法についても疑問を呈した。「もし本当に素晴らしいアイデアだったのなら、ワールドカップ決勝前に加盟協会の代表者が全員集まっていた時、なぜ説明しなかったのか。リスクやメリットについて説明しなかったのはなぜなのか」。透明性の欠如を鋭く指摘した。
さらに、金銭面の問題も追及。フィーゴ氏は、この計画に関わることでインファンティーノ会長自身が年間約3000万ドル(約45億円)規模の報酬を得る可能性があったことを明らかにしなかったと批判。「民間資本が求める莫大なリターンについて透明性がない状態では、堅実なものとは言えない」とバッサリ。
「FIFAには約50億ドル(約7500億円)の準備金がある。それでどれだけの株式を購入できるのか。すべて購入できるだろう。つまり、外部からの投資は必要ない」と、フィーゴ氏はFIFAの資金力を考慮すれば、外部資金を求める必要はないと主張。その上で「サッカーには確かにお金について議論が必要だ。しかし、それは投資家や過剰な役員報酬に流れるお金についてではない。世界中の子どもたちがこの素晴らしいスポーツに夢中になる機会を得られるよう、グラウンド建設や指導者育成に使われるべきお金についてだ」と、サッカー発展のために資金を使うべきだと訴えた。
フィーゴ氏は、今回のFFE騒動を欧州スーパーリーグ構想と比較し「失敗したプロジェクト」と断罪。「インファンティーノは、自身が高めると約束したFIFA会長という役職を低下させた」とリーダーシップの欠如も批判した。
最後にフィーゴ氏は、改めてインファンティーノ会長の退任を要求。「彼の尊厳を救うには遅すぎるかもしれない。しかし、サッカーを救うにはまだ遅くない。彼は去るべきだ。今すぐに」。この言葉の重みが、サッカー界にどれほどの波紋を広げるのか。今後のFIFAの動向から目が離せない。
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