総額513億円補強も…トッテナムに英解説者「むしろ弱体化」と痛烈批判
プレミアリーグの古豪トッテナム・ホットスパーが、今夏の移籍マーケットで2億ポンド(約513億円)超えの大型補強を敢行。昨季17位と低迷したチームの再建を目指し、ロベルト・デ・ゼルビ監督のもとで新シーズンに臨む。プレシーズンマッチでは4勝3分けと無敗をキープし、順調な仕上がりを見せているが、英メディア『talkSPORT』のポッドキャストで、元プレミアリーグFWトロイ・ディーニー氏が容赦ない“衝撃批判”を炸裂させた。
ディーニー氏が真っ先に問題視したのは、獲得した選手の年齢とクオリティだ。「左サイドバックのロバートソンはもう32歳。リバプール時代と同じ選手だと言うのは無理がある。なのに素晴らしいワールドカップを戦ったジェド・スペンスを手放そうとしている。ワイドのポジションは明らかに戦力ダウンだ」と断じた。さらにセンターバック陣にも言及。「クリスティアン・ロメロは、新加入のファン・ヘッケやセネシより上だ。そのロメロがチームを去る。センターバックも弱くなっている」と、守備陣の弱体化を断言した。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro 中盤の補強にも厳しい視線を向ける。ニューカッスルから1億ポンド(約216億円)で獲得したMFサンドロ・トナーリについては「素晴らしい選手」と一定の評価を与えた一方、ウェストハムから8500万ポンド(約184億円)で加入したMFマテウス・フェルナンデスには「コビー・メイヌーより上じゃない。2度も降格している。トッププレーヤーと言うには、8500万ポンドは高すぎる」と切り捨てた。
攻撃陣に関しても、ディーニー氏の舌鋒は止まらない。「ドミニク・ソランケ、リシャルリソン、ジェームズ・マディソン、モハメド・クドゥス、デヤン・クルゼフスキ……みんな健康なら素晴らしい。でも“健康なら”という条件がつくんだ」と皮肉たっぷりに指摘。そして核心を突く。「2億5000万〜3億ポンドも使ったのに、今季誰が10ゴールを決めるのか、いまだに分からない。誰がクロスを上げて、誰がアシストを生み出すのかも分からないんだ」とまくし立てた。司会者が「マティス・テルがいるじゃないか」と問いかけると、ディーニー氏は「何だって?」と茶目っ気たっぷりに一蹴した。
一方、同メディアのチーフ・フットボール特派員アレックス・クルック氏は「ロバートソン、セネシ、ファン・ヘッケという経験豊富な選手を獲得し、トナーリとフェルナンデスも実力は折り紙付き。あとストライカーとウインガーを獲れればトップ5を争う」と肯定的に評価。専門家の間でも見解が分かれる中、トッテナムは今週土曜日、アウェーでブレントフォードとの開幕戦に臨む。巨額投資の真価が問われる一戦、サポーターは固唾を飲んで見守ることになる。
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