マッケンジー・ダーン初防衛戦!柔術王者vs最多一本勝ち女、激突目前
8月15日(日本時間16日朝6時半)、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアのXfinityモバイルアリーナで開催される『UFC 330』のコ・メインイベントとして、UFC世界女子ストロー級選手権試合が行われる。王者マッケンジー・ダーン(ブラジル)に、UFC5連勝中のジリアン・ロバートソン(カナダ)が挑む。
ダーンは柔術世界王者・ADCC王者の経歴を持ち、UFC3連勝中。2025年10月の『UFC 321』でヴィーナ・ジャンジロバとの空位王座決定戦を制し、ベルトを巻いた33歳のチャンピオンだ。対するロバートソンはUFC7一本勝ちを記録する女子ファイター史上最多のフィニッシャー。ストロー級転向後は6勝1敗で、現在5連勝中。バックボーンはダーンと同じ柔術だが、ポジションを奪ってのパウンドTKO勝ちも増やし、MMAファイターとしての幅を広げている。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro ダーンは挑戦者について「彼女は自分とグラウンドでやりたくない相手としか戦ったことがないんじゃないかしら?」と語り、グラップリングの自信を見せる。「私は一本負けをしたことがない。彼女には間違いなく弱点や穴はある。腕十字で負けた経験もあるし、柔術の試合では足関節を取られていたはず。私には隠し球があるわ」と、自身の優位性を強調した。
一方、ロバートソンは「“私たちのベルト”だと思っている。私というファイターを形作ってくれたディン・トーマスに勝って捧げる」とコメント。遠回りしてきた挑戦者は、ダーンのスタミナ切れを狙う戦略を描いている。
ダーンは、今回の試合に向けて「柔術の練習にすごく力を入れた。15年前に世界選手権に出場していた頃に戻ったかのような安心感がある」と語り、グラウンドでの攻防に自信を見せる。また、タイトル獲得後の心境の変化について「最初の練習でパンチ、キック、動きが信じられないくらいキレていた。肩の荷が下りて、純粋にトレーニングに打ち込めるようになった」と笑顔を見せた。
女子MMAへのファンの視線について、ダーンは「まだ『トイレ休憩の時間だ』なんて言われることもある」と率直に語る。「でもエキサイティングな試合を続ければ、リスペクトを得られると信じている。私はトラッシュトークができないから、試合で語るしかない。母親でありチャンピオンとして、最高の形で表現したい」
ダーンは「彼女は自分の魂を込めてぶつかってくるはず。最大の挑戦は、彼女の集中力をコントロールし、試合を通じて自信を削ぎ落としていくこと」と語り、フィラデルフィアの地で初防衛を狙う。柔術をルーツに持つ二人の女王が、MMAのケージで何を見せるのか。目が離せない一戦だ。
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