小泉佳穂、磨き続けたミドル弾で柏開幕勝利!「こだわりは例年より強い」
待ちに待ったJ1開幕戦。柏レイソルがホーム・三協フロンテア柏スタジアムに水戸ホーリーホックを迎え撃ち、2-1で白星スタートを切った。この勝利の立役者となったのが、攻撃の“頭脳”こと背番号8、小泉佳穂だ。
試合は開始早々に動く。原田亘からボールを受けた久保藤次郎が小泉とのワンツーで相手ウイングバックの背後を取ると、そのままエリア内へドリブルで切り込み、中央へ折り返す。走り込んだ垣田裕暉が右足一閃。わずか5分、理想的な形で先制点を奪った。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 「相手が5バックで人にタイトに来るチームだったので、裏が空くという共通認識があった。藤次郎がうまく食いつかせて相手を置き去りにしてくれた。そこで勝負ありだった」と小泉は振り返る。
しかし、小泉の真骨頂はここからだった。36分、センターサークルでボールを受け、敵と味方の位置を瞬時に把握しながらゴール前へスルスルと進入。シュートフェイントで相手を一瞬凍らせると、迷いなく左足を振り抜く。ボールはゴールネットに突き刺さり、相手GKもノーチャンス。これぞミドルシュートの見本と言える一撃だった。
「10本打って10本入るシュートではないが、その1本目が開幕戦で出たのは幸運だった」と笑顔を見せた小泉だが、その裏には積み重ねてきた努力がある。「ここ2年ぐらい練習をしていた形。ミドルシュートの質はずっと磨いてきた。試合でうまく出せて良かった」と明かす。
さらに、シュートへの意識の変化についても語る。「シャドーが点を取れるかどうか、自分のゴール数がチームの勝利に直結するポジション。だからこそシュートへのこだわりは例年より強い」。実際、柏がボールを保持する時間が長くなる中で、相手を引き出すためにもミドルシュートは必要不可欠な武器。この一発で、対戦相手に“小泉のミドル砲”という新たな脅威を刻み込んだ。
後半も小泉は攻撃の軸として存在感を発揮する。左サイドからの対角パスを受け、PA手前のスペースに飛び込みシュートを放つが、相手DF3人に囲まれ枠を捉えきれず。「トラップはうまくいったが、自分の認知が追いつかなかった。技術的なミスだった」と反省も忘れない。
試合は終盤に水戸の反撃を受ける。垣田が足を攣るアクシデントが発生し、水戸に押し込まれる時間が続くと、真瀬拓海のシュートが杉岡大暉の手に当たりPKを献上。内野航太郎に決められ、1点差に迫られた。それでも柏はリードを守り切り、開幕戦を勝利で飾った。
「開幕に勝つかどうかで雰囲気は変わる。良い点も課題も出たが、とにかく勝ちという結果で終われたことに意味がある」と小泉。チームの頭脳であり、自らも点を取れる男へと進化した背番号8の存在が、今季の柏レイソルをどこへ導くのか。早くもその期待は膨らむ。
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