生徒会長兼主将・西岡大誠、敗戦も笑顔「悔いなし」トイレ掃除を率先する人間性に藤川先生も絶賛
「負けたことは本当に悔しいです。でも、甲子園でプレーすることができて、悔いのない高校野球人生だったなと改めて思います」——。第108回全国高校野球選手権大会2回戦、鳴門渦潮(徳島)は霞ケ浦(茨城)に1-5で敗れた。しかし、スタンドやグラウンドで見せた主将の笑顔と人間性が、多くの人の心を打った。
「5番・捕手」で先発した西岡大誠主将(3年)はこの日3打数無安打に終わった。それでも、試合後の表情はどこか晴れやかだった。ノーシードから勝ち上がり、2年ぶりにたどり着いた聖地での2試合。その道のりは決して平坦ではなかった。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 西岡は野球部の主将を務める傍ら、生徒会長も兼務。多忙を極めた日々を「もう本当に大変でした。一番は上級生が引退してからの新チームになった時、本当に不安だった。これまで頼ってきた3年生がいなくなったので……」と振り返る。チームがバラバラになりかけた時も、自ら声を出し、背中で引っ張り続けた。「本当にしんどいことの方が多かったですけど、3年生15人と、最後の集大成として甲子園でプレーできたことは本当に良い経験になったし、最高の思い出です」
そんな西岡の姿勢を、アルプススタンドで見守った2年生時の担任・藤川健司先生はこう絶賛する。「社交性がすごいですね。人の心に伝わる話し方ができる子ですし、大人が応援したくなるような、温かい雰囲気を持っています」。さらに「例えば、誰もやりたがらないトイレ掃除を率先してやってくれる。その時の言い方も全く嫌味がない。彼が生徒会長だから、他の生徒も快く頼まれ事を引き受けてやってくれるんじゃないですかね」と明かした。
この人間性はどこで培われたのか。西岡は「両親から『ずっと笑顔でニコニコしてやってる姿が一番かっこいいよ』と言われ続けてきたので、グラウンド上でも笑顔でいられました」と語る。トイレ掃除やゴミ拾いといった日常の所作についても、「そういうところもちゃんと神様は見ていると思っているので。やってきたことが甲子園での1勝につながったんだと思います」と頷いた。
今後は体育の教員を目指し、教育系の大学へ進学する予定だ。そして「今度は自分が鳴門渦潮の監督として甲子園に戻ってきたい」と力強く宣言。高校3年間で学んだ教えを胸に、指導者としての夢へと歩みを進める。トイレ掃除から甲子園、そして未来へ——。西岡大誠という男の物語は、まだまだ続く。
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