プレミア新ルールでGKの“偽装負傷”撲滅へ!ドンナルンマ事件が契機に
2026/27シーズンのプレミアリーグが、ゴールキーパーによる“偽装負傷”を根絶するための新ルール試験導入を発表した。相手の勢いを断ち切り、監督が指示を送る時間を稼ぐために負傷を装う行為を封じるのが狙いだ。7月27日の声明では「GKの負傷が試合のテンポを遅らせたり、戦術的な指示の機会を作り出したりする状況に対処する」と明記されている。
この動きの背景には、昨シーズンに実際に起きたいくつかの“疑惑のシーン”がある。中でも最も大きな波紋を呼んだのが、2025年11月のマンチェスター・シティ対リーズ・ユナイテッド戦(3-2)。後半、リーズが優勢だった時間帯にシティのGKジャンルイジ・ドンナルンマが突然倒れ込み、治療を要求。その間にジョゼップ・グアルディオラ監督が選手に指示を送る時間が生まれた。試合後、リーズのダニエル・ファルケ監督は「試合を中断させるための偽の負傷だ」と激怒した。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro さらに、FAカップ準決勝のチェルシー戦(0-1)でも、チェルシーGKロベルト・サンチェスが治療を要求して流れを断ち切る場面があり、リーズは2度も“被害”に遭っていた。そして2026年3月のアーセナル対ブライトン(1-0)では、アーセナルGKダビド・ラヤが1試合で3度も倒れて試合をストップ。ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督は「プレミアリーグでGKが1試合に3回も倒れるのを見たことがあるか?時間稼ぎを防ぐルールを導入すべきだ」と痛烈に批判した。これらのケースに共通するのは、GKが座り込んでいる間に選手たちがテクニカルエリアに集まり、監督の指示を受けた後に何事もなかったかのように復帰していた点だ。
新ルールの具体的な仕組みはこうだ。GKの負傷で試合が中断された場合、監督はフィールドプレーヤーの中から1人を指名し、その選手に直ちにピッチを離れさせる。指名された選手はプレー再開後、少なくとも1分間はピッチ外で待機しなければならない。ただし、GKに対するファウルや相手選手との衝突が原因のケガ、出血を伴う場合は適用除外となる。これにより、真の負傷には適切な医療対応を保ちつつ、戦術的なタイムアウトとしての利用を排除する狙いだ。
すでに北中米W杯では、時間稼ぎ防止策として「負傷治療後の1分待機」ルールがフィールドプレーヤーに導入され、一定の効果を上げていた。今回のGKルールは、その延長線上にある。プレミアリーグはイングランドの男子・女子プロサッカーの全試合でこの試験導入を実施する。果たして、ドンナルンマやラヤのような“疑惑の負傷”は撲滅されるのか。サッカーファンならずとも、その行方に注目だ。
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