リケルメ氏が語ったW杯決勝敗北の真因「疲労が決定的だった」アルゼンチンに足りなかったもの
元アルゼンチン代表の名10番、フアン・ロマン・リケルメ氏が、北中米ワールドカップ決勝でアルゼンチンがスペインに敗れた理由を率直に語った。アルゼンチンメディア『Ole』の23日付報道によると、現在ボカ・ジュニアーズ会長を務めるレジェンドは、疲労が勝敗を分けた最大の要因だと断言している。
「一発勝負の大会では、20日間ずっと良い状態を保たなければならない。代表戦でもそれを見た。アルゼンチンは疲れていた。もちろんスペインは素晴らしいチームだが、もっと休養があれば試合は別のものになっていたと思う」とリケルメ氏は振り返る。
実際、アルゼンチンは準決勝でイングランドと激突。一方のスペインはフランスとの準決勝を1日早く終えており、決勝までの準備期間に24時間の差があった。この差が、タイトな日程で戦うチームのパフォーマンスに大きく影響したと、元10番は分析している。
また、リケルメ氏はアルゼンチンを2大会連続で決勝に導いたリオネル・スカローニ監督にも惜しみない賛辞を送った。「監督は非常に重要な存在だ。時には現実以上に物語を作ってしまうこともある。普段、監督にとってメッシと一緒に仕事をすることは、他の選手とは違う。指示を多く出す必要もない。メッシを指導したと言える監督たちは本当に恵まれている」とコメント。
さらに、スカローニ監督を「間違いなくアルゼンチンサッカー界でも最高の監督の一人」と評価し、「我々が彼やスタッフにしてもらったことには感謝している」と語った。特にサムエルやアイマールといったスタッフについては「14歳の頃から一緒に成長してきた。彼らが成し遂げたことを見ると、とても誇らしい」と、長年の絆に思いを馳せた。
メッシと共に歩んだ時代については「アルゼンチン人は本当に幸運だった」とし、マラドーナやケンペスといったレジェンドたちへの敬意も忘れない。「マラドーナの時代を経験できたことも、メッシの時代を経験できたことも信じられないこと。ケンペスについては自分は見ていないが、見てみたかった」と、アルゼンチンサッカーの黄金期を総括した。
リケルメ氏の言葉は、頂点を極めたチームにも疲労という壁が立ちはだかる現実を浮き彫りにしている。アルゼンチン史上最高の世代を率いたスカローニ監督の手腕も、わずかな休養の差がもたらす影響を前に、悔しさを滲ませたのかもしれない。
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