28歳・岩田優奈が今季限りで引退表明「一戦一戦を大切に」世界リレー・アジアリレーで輝いた軌跡
女子短距離界に別れの時が訪れた。400mを主戦場に日本代表として世界の舞台で戦ってきた岩田優奈(スズキ)が、自身のSNSを通じて今季限りでの現役引退を表明。28歳の決断に、多くのファンから惜しむ声が上がっている。
群馬県出身の岩田は、新島学園高時代にインターハイ400m連覇を達成した大木彩夏の背中を追いかけ、一気にトップ選手へと駆け上がった。高校時代にはインターハイ2位、日本ジュニア選手権優勝、そして当時高校歴代10位となる53秒79をマーク。その才能は早くから開花していた。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 中央大学に進学後は、400mハードルで高校3冠を果たした荒島夕理、マルチランナーの出水楓、短距離の大石沙南、400mと七種競技で活躍した山田夏葵ら強力な同期に囲まれ、切磋琢磨の日々を送る。2年時には日本選手権で初優勝を飾り、日本インカレも2年時と4年時に制覇。3年時だった2018年には、当時学生歴代5位(現9位)の53秒37を叩き出し、自己記録を更新した。
2020年にスズキへ入社。社会人になってからは日本選手権優勝こそ逃したものの、2024年に2位に入るなど、脛のケガと闘いながらも安定した走りを続けてきた。昨年には自己新の53秒20をマークし、着実に成長。個人での日本代表こそ届かなかったが、2019年と2024年には世界リレー代表に選出され、2024年の第1回アジアリレーでは4×400mリレーで銅メダルを獲得する大役を果たした。今年の日本選手権では4位に入ったが、アジア大会リレー代表には選ばれず、引退の決断に至った。
岩田は10月までレースに出場することを明かしており、8月には富士北麓ワールドトライアル(9日)、Athlete Night Games(14、15日)に出場予定。最後のシーズンに向けて「一戦一戦大切に、精一杯走ります」と力強く綴っている。日本女子400m界をけん引してきた一人のランナーが、トラックに残すラストスパート。その一歩一歩を、ファンはしっかりと目に焼き付けるだろう。
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