柏の新たな武器・遠藤渓太、左サイドからどう崩す?ロドリゲス監督の課題に迫る
柏レイソルが、8月1日に行われた第31回ちばぎんカップでジェフユナイテッド千葉にPK戦の末に勝利を収めた。しかし、90分間では5バックでゴール前を固める相手から得点を奪えず、リカルド・ロドリゲス監督体制の宿題である「引いた相手をどう崩すか」が再浮上した。この課題を打破する切り札として期待されるのが、FC東京から加入した遠藤渓太だ。左サイドで彼をどう活かすのか、指揮官や選手たちの言葉からその新たな攻撃像を考える。
試合後、ロドリゲス監督は「決定的なチャンスを多くつくれていたかというと、必ずしもそうではない。少し攻撃を急ぎすぎてしまう場面も多かった」と攻撃面の改善を口にした。柏はボールを保持し、千葉を自陣に押し込む展開をつくったが、ゴール前のブロックを崩し切る場面は限られた。攻撃のタクトを振るう小泉佳穂も「10人、11人でブロックをつくり、引いて守る相手を攻略することは、世界中のどのチームも苦労する」と認める。それでも、優勝を目指すにはローブロックの相手から勝ち点3を積み重ねることが不可欠だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 柏の強みは相手を押し込み、ボールを保持し続ける力だ。特に右サイドでは、小泉や右ウイングバック、右センターバックが連係し、背後を狙う形が確立されている。一方、左サイドはウイングバックの突破力に頼る部分が大きく、複数の選手が絡む攻撃の関係性が不足していた。2025シーズン限りで小屋松知哉が退団した穴は、百年構想リーグで顕在化。左から局面を前進させる形が限られていたのだ。
その解決策として迎えられた遠藤渓太は、新体制発表で「左サイドでの突破力や攻撃力を評価されている」と自覚を示す。一方で、「小屋松選手みたいになろうとは思っていないが、あれが求められている形なので、そこに近づけるように攻撃力を活かしたい」と語る。指揮官は「攻撃のところを期待しており、随所で表現してくれた。守備もおろそかにせずできていた」と一定の評価を与えたが、遠藤自身は「良くなかった。自分がもっと違いをつくらなければいけなかった」と厳しい自己評価を下す。
遠藤の武器は、相手と正対した状態から局面を変えるドリブルだ。組織的なパスワークだけでは動かせない守備者を、個の打開力で引きつけられれば、周囲にスペースが生まれる。しかし、左サイドの完成度には課題が残る。この日、左シャドーでコンビを組んだ仲間隼斗は「渓太の良さをもっと引き出してあげたかった。彼にはドリブルやシュート、カットインなどの良さがあり、それをチームに落とし込めるポジショニングや組み立てが必要だった」と振り返る。
仲間は「左と右では求められることや立ち位置が異なる」と強調し、「左サイドには左サイドなりの形を、もっと見つける必要がある」と語る。右サイドの成功例をそのまま再現するのではなく、遠藤の特長を活かす新たな関係性が求められる。遠藤も「左シャドーだけでなく、左センターバックの選手も含めて連係する必要がある。相手があれだけ引いてくるなら、もう少しリスクを冒してでも攻略したかった」と、ユニット全体での攻撃構築を訴える。
一方、小泉は新加入選手の個性とチームの戦い方について「現時点で結論を出すのは早い」と冷静だ。遠藤と仲間、左センターバックが連動し、相手を動かす共通理解ができたとき、遠藤の個性はチームの武器へと変わる。柏の左サイドから、新たな攻撃の形が生まれるか。今後の成長に注目だ。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 今、あなたにオススメ