松井秀喜氏、OB戦で激走生還!高校野球7回制議論には「9回、甲子園が当たり前」
ニューヨーク・ヤンキースタジアムが、往年のレジェンドたちで沸いた。現地8日に行われた恒例イベント「オールドタイマーズ・デー」に、巨人やヤンキースで輝かしい実績を残した松井秀喜氏が参加。二塁打からの激走で先制のホームを踏み、集まったファンを大いに盛り上げた。
この日は1950年代から2010年代までヤンキースでプレーしたOBたちがブロンクスに集結。松井氏は「この中ではまだ若い方だからね」と笑顔で先輩たちと交流し、打撃練習では推定100メートル弾を右翼席に叩き込んだ。さらに、殿堂入りした名クローザー、マリアーノ・リベラ氏が打撃投手を務めると知るや「バットを折りたくなかったから打ちたくなかったんだけど、やっぱり記念なんでね。マリアーノからなかなか打つことはできないから」と再び打席へ。この積極的な姿勢が実を結び、試合では「2番・DH」で出場し、中越え二塁打を放った。続くバーニー・ウィリアムス氏の左翼線二塁打で、一気に本塁を駆け抜け、先制点をもたらした。途中からは右翼の守備にも就き、イベントを大いに盛り上げた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon そんな松井氏が、試合前の取材で高校野球の将来について語った。現在、第108回全国高校野球選手権大会が開催されているが、世界的な気温上昇を受け、試合を9回制から7回制に変更する議論や、開催球場を甲子園球場に限定しない案などが浮上している。この話題に対し、松井氏は言葉を選びながら自身のスタンスを示した。
「僕の場合は9回をやるのが当たり前で、甲子園でやるのが当たり前だった。自分の中では、それをどうするとかはないです」。さらに「甲子園で、9回やるのが当たり前って思っているだけ。それはやっぱり今の時代に合った風に変わっていくのかどうか、皆さんが意見を出し合っているんじゃないですか」と、議論の行方を静かに見守る姿勢を強調した。
その一方で、ユーモアを交えた“迷案”も飛び出した。「甲子園に360度、冷風をビューってやるのをやればいいんじゃない? あのミストみたいなのをビューっと。暑さ対策にはなるでしょ?」。しかし、すぐに「でも風で舞って誰もフライが捕れなくなっちゃう。試合どころじゃなくなっちゃうな」と苦笑い。結局は「やっぱり立場のある人が考えていくんじゃないですか」と、専門家の判断に委ねた。
松井氏にとって、高校野球の理想像は自身の経験に根ざしたものだ。9回を戦い抜き、甲子園の土を踏むことが当たり前だった時代。それが今の時代に合うかどうかは別として、自身の考えを押し付けるつもりはない。松井氏が願うのは、この先も野球というスポーツが子どもたちに愛され、多くの人に楽しみと喜びを与え続けること。高校野球の行方は議論に任せつつ、松井氏は自身にしかできない形で野球界への恩返しを続けていく。
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