甲子園で初のビデオ検証却下!高川学園のリクエスト、タイミング遅く認められず
第108回全国高校野球選手権大会は15日、3回戦の熱戦が繰り広げられた。その中で、今大会から導入されたビデオ検証制度を巡り、初めての“波紋”が広がった。
舞台は高川学園(山口)対天理(奈良)の一戦。高川学園が3-4と1点を追う6回の攻撃、2死一、二塁のチャンスで9番・田中良則内野手(2年)が放ったゴロは一、二塁間へ。一塁へヘッドスライディングで突入するも、天理の一塁手が捕球し、ベースカバーの投手が送球を受けてベースを踏むタイミングは極めて微妙。判定は「アウト」だった。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro この際どいプレーに、高川学園の松本祐一郎監督がビデオ検証を“リクエスト”。しかし、審判団はこれを認めなかった。今大会から採用されたビデオ検証は、9イニングに1回、判定が変わればノーカウントで再度リクエスト可能だが、3回目は認められないというルール。今回のケースは、リクエストのタイミングが遅すぎたと判断されたのだ。
試合後、尾崎泰輔・大会審判副委員長は「“速やかに”という部分に基準はなく、審判の判断に委ねられている」と説明。「守備側の天理の選手たちが既に三塁線を越えてベンチへ戻っていたこと、リクエストした側の高川学園の投手と捕手も投球練習を始めていたことから、タイミングが遅すぎると判断した。ルール通りだ」と語った。
このプレーで同点の好機を逃した高川学園は、その後8回に2点を奪われ、3-6で敗戦。松本監督は「局面が変わる大きな場面だったが、ベンチサイドの判断が遅れた。われわれの勉強不足だ。もっと素早く判断して検証してもらうべきだった。ベンチの責任だ」と猛省し、審判団の説明には納得した様子だった。
今大会では既にビデオ検証が行われ、判定が覆ったケースもある。この新制度は、勝敗の行方を大きく左右する可能性を秘めており、今後の運用が注目される。
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