トミー・ジョン氏死去、83歳…288勝のレジェンドが残した「手術」という遺産
野球界に衝撃が走った。トミー・ジョン氏が16日(日本時間17日)、83歳でこの世を去った。ドジャースをはじめ複数の球団が発表した。通算288勝を挙げた大投手であり、何よりも「トミー・ジョン手術」という言葉を野球界に刻んだ男。その功績は、数字だけでは計り知れない。
トミー・ジョン氏はメジャーリーグで26シーズンにわたりプレー。インディアンス、ホワイトソックス、ドジャース、ヤンキース、エンゼルス、アスレチックスと渡り歩き、通算288勝231敗、防御率2.98。オールスターにも4度選出される輝かしいキャリアを築いた。しかし、彼の名を永遠に語り継がせるのは、数字以上に「復活」の物語だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 運命の転機は1974年。ドジャース在籍時に左肘の側副靱帯を損傷。当時、肘の靱帯断裂は投手生命の終わりを意味するケガだった。しかし、彼はフランク・ジョーブ博士が考案した側副靱帯再建術という革新的な手術を受ける決断をする。これが、後に世界中の投手を救う「トミー・ジョン手術」の第1号となった。
そして1976年、ジョン氏は見事マウンドに戻ってきた。同年は31試合に登板し10勝10敗。翌77年には20勝7敗の大復活を遂げ、手術後もなんと14シーズンにわたり投げ続けたのだ。3度のシーズン20勝を記録し、キャリア晩年まで第一線で活躍。まさに「不可能を可能にした」男の復活劇は、同じケガに苦しむ投手たちに希望の光を灯した。
ジョン氏の快復に触発され、多くの投手が同手術を受けるようになった。そして、初めてこの手術を受けた彼の名前にちなみ、「トミー・ジョン手術」という通称が自然と定着した。日本人選手でも大谷翔平投手やダルビッシュ有投手をはじめ、数多くの選手がこの手術を経験し、復活を果たしている。
288勝という金字塔。そして、肘を壊した投手たちのキャリアを救ったレガシー。トミー・ジョン氏が遺したものは、単なる記録ではなく、万が一肘を故障しても、そこから這い上がれるという希望そのものだった。野球界は一人の偉大なレジェンドを失ったが、彼の名はこれからもマウンドで投げる無数の投手たちとともに生き続ける。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 今、あなたにオススメ