石川・西田奮闘も米国に涙…日本はフルセット惜敗、2大会ぶりメダルへ3位決定戦へ
悲願のメダルへ、あと一歩だった。バレーボールネーションズリーグ2026男子準決勝で、日本代表(世界ランク4位)がアメリカ(同5位)にセットカウント2-3(19-25、25-23、25-20、19-25、13-15)で惜敗。2大会ぶりの表彰台は3位決定戦に持ち越しとなった。
この日、日本はキャプテン石川祐希(30)を筆頭に、オポジット西田有志(26)、アウトサイドヒッター髙橋藍(24)、ミドルブロッカー山内晶大(32)とエバデダン・ラリー(25)、セッター深津英臣(36)、リベロ小川智大(30)でスタメンを組んだ。予選ラウンドから破竹の13連勝で勝ち上がってきた勢いは、第1セットから発揮される。髙橋のスパイクで先制すると、西田がブロックで続き連続ポイント。しかし、平均身長で10cm近く上回るアメリカの壁に苦しみ、14-13から逆転を許すと、終盤には210cmのジェイク・ヘインズ(28)に3連続ポイントを奪われ、19-25で先取された。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro それでも日本は落ち込まない。第2セットは髙橋、石川、小川の粘り強いディフェンスが光る。徹底マークを受ける髙橋の代わりに石川が高い決定率でスパイクを突き刺し、深津が要所でミドルを使った攻撃でかき回す。西田がこの日2本目のブロックを決めて吠えると、最後はラリーが決めて25-23。セットカウントを1-1に戻した。
勢いに乗る日本は第3セット、西田が強打だけでなく柔らかいタッチやブロックでも得点を重ね、5-1とリードを奪う。だが、ヘインズの強烈なサーブに4連続失点し追いつかれる。それでも7-7から連続ポイントで突き放し、西田のサービスエース、石川のブロックも飛び出して25-20で奪取。メダルに王手をかけた。
第4セット、山内のブロックで序盤を優位に進めるも、後のないアメリカが粘り強く食らいつく。5-5からヘインズの連続サービスエースなどで3連続失点すると、今季日本製鉄堺ブレイザーズでプレーしたマシュー・アンダーソン(39)にも止められず、19-25でセットを落とす。
勝負の第5セットは一進一退の攻防。今大会フルセット6戦6勝だった日本だったが、この日はエースのヘインズを中心に攻めるアメリカにリードを許す展開が続き、最後は15-13で屈した。パリ五輪銅メダルの勝負強さを見せたアメリカに、あと一歩及ばなかった。
試合後、髙橋は「まだまだ力不足だった。もっともっとやれたんじゃないかなっていう場面と、フルセットの最後の場面でもポイントを取り切ることができなかった」と反省を口にしつつ、「しっかりそこに気持ちを切り替えたい。今日の試合を振り返ってさらに強みに変えていきたい」と前を向いた。
キャプテンの石川も「あと一歩のところで届かなかった。それがまだ僕たちの力のなさだと思う」と語りながらも「いい試合ができたと思っているので、また明日切り替えてしっかりメダルを取って帰りたい」と意気込みを見せる。
日本の得点は西田が19点、石川が18点、髙橋が13点、山内7点、ラリー6点、富田2点、宮浦1点。次戦は8月2日、2大会ぶりのメダルを懸けてスロベニア(同6位)と3位決定戦を戦う。
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