151キロ打った!ロッテ育成・金田優太、バルドナードからの一打が転機に
プロ4年目、育成選手として這い上がるロッテの金田優太が、前半戦で見せた成長ぶりが熱い。今季ここまで34試合に出場し、打率.256、1本塁打、7打点、出塁率.352。数字だけ見ればまだまだ発展途上だが、その道のりには明確なターニングポイントがあった。
「あの日がきっかけにもなりました」
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro 金田がそう振り返るのは、5月9日にZOZOマリンで行われた巨人二軍戦。3−4の9回無死走者なし、カウント3-2からの6球目。巨人の救援右腕・バルドナードが投じた151キロのストレートを、迷わずセンター前に弾き返した一打だ。この安打を境に、金田のバットが火を噴いた。
4月終了時点で打率.154と苦しんでいたが、5月は月間打率.300をマーク。楽天二軍戦では9回二死一、二塁から江原雅裕の初球ストレートをセカンド強襲のサヨナラ適時内野安打。ヤクルト戦では沼田翔平からプロ初本塁打となる右中間への一発も飛び出した。
勢いは6月にも続く。日本ハム二軍戦では齋藤友貴哉の外角ツーシームをレフト前へ運び、ハヤテ戦では野里慶士郎の外角ストレートを逆らわずに三塁線へ破る適時打。月間打率は.357まで上昇し、出場機会も増えていった。
7月に入ってもその勢いは衰えない。1日のオイシックス戦、井口和朋から右中間を破る二塁打を放った。この一打について金田は、「福浦さん、堀さん、(細谷)圭さんとかいろんなコーチと、まずは左中間に入っていくというのと、左手の使い方を教えてもらって、あれも引っ掛けた右中間じゃなくてしっかり左手で押せた右中間だった」と明かす。練習で意識してきたことが、確実に結果として表れている証拠だ。
怪我に泣かされてきた過去がある。2年目に左手関節、3年目には右手首と、相次ぐ手術で満足にプレーできなかった。今季は育成選手として再スタートを切り、結果を残すことへの執念を燃やす。「バットで結果を残すことを目標にして今シーズン入ったので、そこは良かったと思います」と前半戦を総括する。
守備では本職の内野に加え、レフトやライトの外野でも起用される。「外野はもちろん難しいですし、不安もありますけど、練習もしていますし、やれることを精一杯やるだけ」と前を向く。打撃だけでなく、ユーティリティー性でもアピールを続ける。
「バッティングで率もそうですし、出塁率、長打率、守備のところも継続してやっていきたい」。高卒4年目、22歳の若武者が後半戦、どこまでその打棒を伸ばしていくのか。目が離せない。
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