巨人戦力外から這い上がった元ドラ1・馬場皐輔、DeNAで3年ぶり白星!86日ぶり3位浮上
横浜スタジアムが熱狂に包まれた。DeNAが広島との接戦を4-3で制し、5月14日以来、実に86日ぶりとなる3位浮上を果たした。延長12回、筒香嘉智が放った逆方向への10号ソロが試合を決める劇的なサヨナラ勝ち。しかし、この日の主役はもう一人いた。
巨人から戦力外通告を受け、DeNAと育成契約を結んだ元ドラフト1位右腕・馬場皐輔が、移籍後初登板で3年ぶりの白星を挙げたのだ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 「しびれる場面でしたが、食うか食われるかの世界なので、負けずに腕を振ることを大事にしました」
興奮気味に振り返った馬場。同点の11回に8人目の投手としてマウンドに上がると、いきなり3者凡退の好スタート。続く12回も続投し、2死一、二塁のピンチを背負うも、佐々木泰を145キロのスプリットで空振り三振に斬って取った。その裏、筒香の一打が飛び出し、馬場に移籍後初勝利が転がり込んだ。
阪神時代の2023年8月12日以来、実に3年ぶりの白星。仙台育英高、仙台大を経て2017年ドラフト1位で阪神に入団した馬場は、2021年にリリーフで自己最多44試合に登板し、3勝0敗10ホールド、防御率3.80をマーク。しかし、2023年オフに現役ドラフトで巨人へ移ると、2年間でわずか9試合の登板に終わり、戦力外となった。
そこから這い上がる道のりは険しかった。DeNAに育成契約で加入し、7月30日に支配下登録を勝ち取り、8月7日に1軍昇格。支配下登録に伴い背番号は「96」に変更されたが、この日は新しいユニホームが間に合わず、育成時代の「115」で登板した。それでも馬場は言う。
「ベイスターズのユニホームを着られていること自体が幸せです」
プロ9年目、31歳。戦力外となった自分に声をかけてくれた球団への恩義を胸に、馬場はさらなる飛躍を誓う。
「(巨人を)戦力外となった自分に声をかけていただいたので、これからもチームに貢献できるように、緊張感と責任感を大事にやっていきたいです」
食うか食われるかの世界で、腕を振り続けた男の復活ロードは、まだ始まったばかりだ。
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