ピルロ監督就任白紙!イタリア代表、新指揮官選びは大混乱に突入
3大会連続でW杯出場を逃したイタリア代表の再建計画が、早くも暗礁に乗り上げている。新指揮官の最有力候補と目されていたアンドレア・ピルロ氏の就任が、まさかの白紙撤回。改革の象徴として期待されたレジェンドたちの布陣は、一瞬で揺らぎ始めた。
事の発端は、ピルロ氏がロシアのブックメーカー『Fonbet』のグローバル・ブランドアンバサダーを務めていることが明らかになったことだ。同社はロシアのオリガルヒ、セルゲイ・ロマキン氏とのつながりが指摘されており、イタリア国内ではギャンブル広告が違法であること、さらにはロシアをめぐる政治的な問題も重なり、状況は一変。今週中にも正式発表と報じられていた就任は、完全に白紙となった。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon この混乱を受け、新たにテクニカルディレクター(TD)に就任したばかりのパオロ・マルディーニ氏までもが、即座に辞任する可能性が浮上。イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じたこのニュースは、イタリアサッカー界に衝撃を与えている。かつての英雄たちが結束して改革を進めるどころか、突然の嵐に飲み込まれる形となった。
イタリアサッカー連盟(FIGC)の新会長に就任したジョバンニ・マラゴ氏は、混乱極まる状況について「できるだけ早く皆さんに話すつもりだ」と語るにとどめた。しかし、その口調は決して弱気ではない。むしろ、現状を打破するための強い意志をにじませる。
「競争力の面で我々は信頼を取り戻さなければならない。そのためには、15歳、16歳、17歳といった若い選手とも協力していく必要がある。これは育成と文化の面でもアカデミー組織を変革しなければならないし、それは指導者にも当てはまる。これは種を蒔くようなものだが、明確な構想は持っている」
さらに、マラゴ会長は「以前はこの国はサッカー中心であったが、今では多くの競技が潜在的にサッカーから人材を奪っているという事実も考慮に入れなければならない」と指摘。サッカー人気の相対的な低下という構造的な課題にも目を向けている。
一連の混乱は、2006年W杯優勝メンバーであるピルロ氏の招へいが頓挫しただけでなく、名将ジョゼップ・グアルディオラ氏へのオファーも拒否されるなど、新指揮官選びが難航していることを浮き彫りにした。FIGCは前会長のガブリエレ・グラヴィーナ氏、前監督のジェンナーロ・ガットゥーゾ氏、コーディネーターのジャンルイジ・ブッフォン氏が辞任し、新体制での再出発を切ったばかり。その矢先の出来事だけに、イタリア代表の未来はまさに暗雲に包まれている。
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