モンゴル王者バータルフー、無敗アリショフ迎え防衛戦!7月31日ONE
7月31日(金)タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された『ONE Friday Fights 164&The Inner Circle 24』。メインイベントを飾ったのは、ONEバンタム級(65.8kg)MMA世界タイトルマッチだ。
モンゴル人王者エンク・オルギル・バータルフー(14勝3敗)が、アゼルバイジャンから挑戦者エルベク・アリショフ(10勝0敗)を迎え撃つ。バータルフーは昨年12月、王者ファブリシオ・アンドラージを4Rでリアネイキドチョークに極め、モンゴル人としては11年ぶりとなるONE王者に輝いた37歳。その師匠は、かつてK-1 MAXや戦極で活躍し、ONEでも王座を獲得したジャダンバ・ナラントンガラグだ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon バータルフーの強さの源は、想像を絶する過酷な労働環境にある。十代の頃、素手で鉱山採掘に明け暮れ、その後は原始的な道具で木を伐採する日々を1年過ごした。その実用的な強さは、まさに地獄の労働で鍛え上げられたものだ。
対する27歳のアリショフは、柔道ベースのチーム・チンギス・アラゾフ所属。10戦全勝でフィニッシュ率90%、そのうち8勝をサブミッションで決めている。ONEでの2戦も圧巻で、ジェレミー・パカティウを肩固め、カルロ・ブミナアンをリアネイキドチョークでいずれも2Rで仕留めた。
試合前のインタビューで、王者バータルフーは警戒心を隠さない。「アリショフはパカティウとブミナアンを早く仕留めた。私は彼らと3ラウンドまで戦った。彼はかなり強く、もしかしたら私よりも強いかもしれない」。しかし、王者は続けてこう語った。「彼はラスボスじゃない。これからもっと強い敵と戦うことになる。これはただ、私が毎日やっていることだ。エルベク・アリショフは明らかに強敵だが、彼にも弱点はある。私はそれを見つけ出し、利用するつもりだ」。
一方、挑戦者アリショフは自身のレスリング技術に絶対の自信を持つ。「私のレスリング技術は、ONEだけでなく全MMA団体を含めても最高だ。相手にプレッシャーをかけ、隙を与えず、自分のスタイルを押し付ける。それが私だ」。
バータルフーについては「この階級にしては非常に力強く、体格も大きく顎も頑丈。型破りな打撃と多彩な攻撃を持ち、関節技や絞め技が得意で最後までフィニッシュを狙う。後退した試合は一度もない」と評する。しかし、自身の武器も忘れない。「私もグラップリングに優れ、絞め技も強い。パンチの切れ味は彼より上だ。彼ほど打撃を受けないし、そもそも受けないように心がけている。これは意志の戦いになる」。
ともにグラップリングを得意としながらも、スタイルは異なる両者。王者の地獄の労働で培われた不屈の闘志と、無敗の挑戦者の冷静な計算。最後に「意志の戦い」を制するのはどちらか。ファンは固唾をのんで見守った。
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