佐藤将光、因縁のパッチー・ミックス戦へ「RIZINナメんな」セミの男が語る警戒点と勝利への執念
「しっかりとやってこれたので。あとはやるだけ。本当に思い切ってぶつかるために作ってきました」
8月11日に東京・TOYOTA ARENA TOKYOで開催される『RIZIN.54』。RIZINバンタム級5分3Rで、米国の強豪パッチー・ミックス(Xtreme Couture)と激突する佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)が、試合前の個別インタビューで心境を明かした。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 佐藤は「世界的に評価されている選手。肌を合わせてみてどうなるかな」と、世界的実力者との対戦に武者震いの様子。前回の試合でRIZIN初フィニッシュを経験したが、試合の組み立てについて「戦いってまず試合の主導権を取って、このままだったらお前負けるだろっていう状態を作る」と持論を展開。「常にフィニッシュには向かって動いてる」と語りつつも、いきなり大振りで仕留めにいくようなムーブではないことを強調した。
「フィニッシュした方が嬉しいは嬉しいですよ。チェックメイトまで行けてるので。やっぱり戦いなので、相手に負けを認めさせたりとか、相手を戦闘不能の状態にすることが目的」と、勝利の形へのこだわりも見せる。
対戦相手のパッチー・ミックスについては、前回RIZIN初戦で秋元選手と対戦した際に、サッカーキックや四点ヒザなどRIZIN特有のルールに戸惑う場面があった。だが佐藤は「テイクダウンが取れれば逆にパッチーがやれる側になる」と、今回は相手が適応してくることを想定済み。むしろ警戒しているのはルール面ではなく「気持ち的に後がない」という相手のモチベーションだという。
「多分タイトルを狙いに来てると思う。僕をクリアしてサバテロなりに挑戦してという、もう一回この後の復活ストーリーを自分の中で描いてると思う。どっちかっていったら、気持ちの乗り方の方に警戒してる」と分析。「階級もまた戻してっていうところでの意気込みっていうか、そういうところを警戒しないとなと思います」と、タイトルへの執念を燃やす相手の勢いに警戒心を抱いている。
しかし佐藤も負けていない。「僕もタイトルマッチに行けるように、レベル的にはそんなに差はないと思っているので。簡単には行かせないし、自分自身もそこは一個、やってる限りは目指していきたい」と、自身もタイトル戦線を狙う一人であることを宣言。「でもそれよりも、今回はミックスと戦えることの方が気持ち的にっていう感じ」と、憧れの存在との対戦を心待ちにしている様子だ。
今回の試合順はセミファイナル。「注目された試合なので、ちゃんと仕事はするつもりでいるのと、やっぱり『セミの男だな。俺は』って感じがするかな(笑)」と、自虐を交えながらも責任感を見せる。
セコンドには、格闘IQが高く「格闘技オタク」だというパンクラス選手の髙城光弘、英語が堪能で相手コーナーの会話を聞き取れるというジムの仲間・サラ、そしてサバテロ戦でもトレーニングパートナーを務めた有馬鉄太という強力な布陣を配置。「バックとか脇腹系と首の辺りも結構できる」という有馬には、パッチー・ミックスの動きを疑似体験してもらっているようだ。
「やっぱりバックを取られたくないのと、首を抱えさせたくない、いわゆるガブリみたいなポジションにはなりたくない。そこは絶対譲りたくない」と、試合で絶対に譲れない局面を明言。「あれだけいろいろな選手を極めているので。そこは強いと思います」と、相手の首を捉える技術を警戒しつつも、対策は万全のようだ。
最後に、パッチー・ミックスに勝った後の展望を聞かれると「全然(言葉を)用意してないので(笑)。世界の方の寄りになるとか。ワードを用意してないです」と笑いを誘い、「勝ってちゃんと喋る用意をします」と、勝利マイクでの雄弁を約束した。
さらに「RIZINでやらせてもらってて、RIZINナメんなっていうのはサバテロの時もあった。外から入ってきた人にポンポン持っていかれちゃうみたいなのは嫌だから」と、RIZINの看板を背負うファイターとしての誇りものぞかせた。
因縁の男・パッチー・ミックスを撃破し、タイトル戦線に名乗りを上げることができるか。佐藤将光の『セミの男』としての意地が試される一戦は、8月11日にゴングが鳴る。
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