ガリー、P4P王者マハチェフ挑戦へ「未来は必然。歴史を止める」
8月16日(日本時間)、米ペンシルベニア州フィラデルフィアのXfinityモバイルアリーナで開催される『UFC 330: Makhachev vs. Machado Garry』。メインイベントではUFC世界ウェルター級選手権試合(5分5R)が行われ、UFC16連勝中の王者イスラム・マハチェフ(ロシア)に、UFC10勝1敗のイアン・マシャド・ガリー(アイルランド)が挑む。
マハチェフは22年10月にライト級王座決定戦でチャールズ・オリベイラを2R肩固めで一本勝ち。その後、アレクサンダー・ヴォルカノフスキーに2度勝利し、ダスティン・ポイエー、ヘナート・モイカノにもダースチョークで一本勝ち。ライト級王座を4度防衛したのち、25年11月にウェルター級へ転向し、王者ジャック・デラ・マダレナに判定勝ちで二階級制覇を達成。今回がその初防衛戦となる。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 一方のガリーは、CWFCウェルター級王者として21年11月にUFCデビュー。8連勝を飾ったが24年12月にシャフカト・ラフモノフに判定負けで初黒星。しかしその後、カルロス・プラテス、ベラル・ムハマッドに連続判定勝ちを収め、タイトル挑戦権を手にした。
ガリーは試合を前に「このスポーツにはネガティビティが多すぎる」と前置きしつつ、闘志をむき出しにする。「世界で誰一人として、私以上に世界タイトルマッチにふさわしい人間はいない。地球上のパウンド・フォー・パウンド1位であり、二階級制覇の世界王者であるイスラムと対戦できることはこの上ない名誉。彼のレガシーは揺るぎないが、彼を倒すことこそが私が世界チャンピオンになるために望んでいた挑戦だ」
この一戦を「このスポーツ史上最もエリートなストライカー対グラップラーの対決」と位置づけるガリー。「彼が私をテイクダウンしなければならないし、私は打撃の展開に留めなければならない。どちらが試合をコントロールするか。それが勝負になる」
そのグラップリング対策として、デミアン・マイアやチャールズ・オリベイラらレジェンドとのトレーニングを敢行。「デミアンとのスパーは溺れるより最悪だ。自分のバックを取られるのが分かっていても止められない。チャールズはMMAで最も危険なグラップラー。どこからでも捕まえる。1秒たりとも気を抜けない」と、その経験を語った。
フェイスオフではマハチェフに「あそこにいたくなさそう」な緊張を感じたというが、「私にとって重要なフェイスオフは金曜日の減量後だ。それこそが真の瞬間」と冷静だ。
「この試合にはオクタゴンの両側に歴史がかかっている。彼はUFC史上最長連勝記録を更新しようとしている。私は16歳の時からの『UFCチャンピオンになる』という夢を達成し、勝利すればUFC史上最多勝利のアイルランド人になる。私は自分の歴史を作り、彼の歴史を止める」
「デミアン・マイアやチャールズ・オリベイラらと練習し、考えうる限りの最高の準備をしてきた。やり残したことは何もない」と自信満々のガリー。自身のニックネーム「The Future」について「未来は必然だ。5分後のことだ。それは決して変わらない。むしろ、息子に受け継がれるだろう」と、父としての思いも語った。
「日曜日の朝に世界チャンピオンになっている自分が思い描くのは、起きて息子のためにイチゴを切ってあげることだ。最高の父親、最高の夫であること以上に重要なものはない。ファイトは私の喜びであり情熱だが、人生の壮大な計画の中では家族こそが全て。今週末、地球を歩む最高のファイターと戦い、自分がベストであることを証明する」
相手へのリスペクトを忘れず、しかし絶対の自信を胸に。王者マハチェフを相手に、アイルランドの新星が歴史的な番狂わせを起こすのか。注目の一戦は、日本時間16日朝6時半よりU-NEXT/UFC Fight Passで生配信される。
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