エース後藤不在も洛南が総合力で3連覇!通算13度目の頂点/滋賀IH
滋賀で繰り広げられた高校陸上の祭典・インターハイ。男子総合で頂点に立ったのは洛南(京都)だ。47点を積み上げ、3連覇を達成。通算でも史上最多を更新する13度目の優勝という金字塔を打ち立てた。
しかし、その道のりは決して平坦ではなかった。なんとチームの大エース、2年生の後藤大樹が不在。400mハードルで日本選手権を制し、アジア大会代表にも選ばれた男は、U20世界選手権(米国オレゴン州ユージン)出場を優先したのだ。110mハードルと個人2種目、さらにリレー2種目でも主力だった後藤の穴はあまりにも大きい。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro それでも、そこは王者・洛南。まさに“らしさ”全開の総合力で勝負に出た。
まずは主将・土井カハル(3年)が100mで4位入賞。ハイレベルな決勝でしっかりと存在感を示すと、中距離のエース・稲垣翔馴(2年)が1500mで3位に入るなど、この種目だけでトリプル入賞の13点を叩き出す大爆発。お家芸の4×100mリレーでは、総合争いの直接対決となった市船橋(千葉)にわずかに及ばなかったものの、2位を死守して貴重な得点を積み重ねた。
そして、流れを決定的にしたのが三段跳と八種競技だ。三段跳では、400mハードルでアジア選手権代表の瀧野未来(立命大)を姉に持つ瀧野大地(2年)が、4回目に起死回生の大ジャンプ。見事3位に食い込み、チームに勢いをもたらした。
さらに、キング決定戦こと八種競技。暑熱対策で夕方からの競技開始となった過酷な2日間、種目間の時間が短い中で戦ったのは北村澪音(3年)。最終種目の1500mまでもつれた接戦を制し、5932点で頂点に立った。彼がまとっていたのは、なんと後藤が出国前に託したユニフォーム。仲間の思いを胸に戦った北村の姿は、きっと遠く米国にいる後藤にも届いたはずだ。
だが、最後まで油断はなかった。連覇が懸かった最終種目の4×400mリレーでは、まさかのバトンミスで失格。それでも勝ち切るのが洛南だ。先輩たちから受け継がれてきた思いと、1年かけて総合優勝を目指して積み上げてきた努力が、この結果を呼び込んだ。
これでチーム3度目の3連覇(※20年中止を挟む)。閉会式が22時を回る異例の大会となったが、喜びに浸る時間はわずか。明日からは、来年の神奈川インターハイで史上初の4連覇に向けた戦いが始まる。
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